主婦のための Excel 入門講座
(Excel初歩の初歩)
第2回 Excel って、なに?
「主婦のためのExcel入門講座」を親しみ易い講座とするために、会話形式で進めていこうと思います。まず、スタッフをご紹介しましょう。
Shun:私の名前は、Shun。この講座の解説を担当させていただきます。どうぞよろしく。
講座のお手伝いをしていただく方をご紹介します。優子さんです。この方は、チャットなんかで使う絵文字が得意なんですよ。
どうして、優子さんに決めたかって? その理由はね、「Excel」の意味を辞書で調べてみたら「まさる、ひいでる、ぬきんでる、卓越する」とありました。要するに「優れもの」ってことだね。優子さんって、Excel
の講座にピッタリの名前でしょう。
では、優子さんに登場していただきましょう。
優子:みなさん、はじめまして。優子です。わたし、Excel
のこと何も知りませんので、Shun
さんへの質問役としてみなさんとご一緒に勉強させていただきます。どうぞよろしくお願いします。m(_
_)m ペコッ




優子:じゃあ、初めての質問ね。Excel
って、どんなことができるの?
Shun:Excel
は、一般には「表計算ソフト」と呼ばれているんだ。Excel
のシートを見ると縦横に線が引いてあって、マス目状になっているね。一つひとつのマス目のことを「セル」っていうんだけど、そこに文字とか数字、計算式などのデータを入力して「表」を作り、計算や集計をしたりするのが得意なんだ。だから「表計算ソフト」っていうんだね。
それから、表のデータを元にして、簡単にグラフを作ることもできるんだよ。
他には、住所録やお店の商品・お客様情報などのデータを管理する台帳みたいなもののことを「データベース」っていうんだけど、そこから必要な情報だけを取り出したり、並び替えをしたり、いろいろなことができるんだ。
優子:ふーん、Excel
ってなんでもできるんだね。さすが優れものといわれるわけね。




優子:Excel
のしくみ はどうなってるの?
Shun:Excel
の画面はおおまかにいうと、メニューとシートの2
つの部分からできてるんだ。詳しいことはここに書いてあるから見てね。
一つ目の部分は、画面の上の方に
「ファイル」「編集」「表示」という文字や「アイコン」と呼ばれる絵ボタンがいろいろ表示されているね。文字やアイコンは、
Excel のシートにいろな操作をするためのものなんだ。要するに
Excel の機能メニュー部分だね。
二つ目の部分は、文字やアイコンの下に縦横に線が引かれているところで、さっきマス目のあるシートの話をしたけど、ここがデータを入力するところで「ワークシート」と呼んでいる。省略すると「シート」。
当然のことだけど、シートに入力したデータは、保存したり、保存したものを後から開いて見ることもできるよ。シートのしくみがどうなってるか見てみようね。
優子さん、「ルーズリーフ」ってノート知ってる? バインダー式のノートで、シートごとに分類整理して文章を書いたり表を作ったりするよね。また、シートを後から加えたり、外したりできるようにもなっている。
Excel のシートも同じような使い方をするんだ。便利なことに、シート
1
枚ごとに名前を付けることができる。もちろん、後からシートを挿入したり、削除したり、ノートと異なってシートごとコピーもすることができるよ。
バインダーで綴ったシート全体のことを「ノート」というように、Excel
のシート全体のまとまりのことを「ブック」または「ファイル」というんだ。これからは「ファイル」と呼ぶことにする。つまり、「ファイル」はノート
1 冊分のことだと考えればいいんだ。
ノートの表紙には内容がわかるような名前を書くよね。Excel
のファイルも同じように、最初に保存するとき名前を付けるんだ。そうしないと、後で開くときどれがどれだかわからなくなっちゃうからね。ファイルに付ける名前のことを「ファイル名」。あったりまえか、こんなこと。
優子:よくわかったわ。Excel
の画面は、シートを操作する部分と、データを入力するシートの部分とに分かれているんだね。シートは何枚かあって追加や保存もでき、シート全体のことをファイルって呼ぶのね。
Shun:さすがだね。さて、Excel
の機能の話はこれくらいにして、次回は、カレンダーを作るための準備をしよう。



